
今日も4時に起きて・・・というか、昨夜は深夜に照明を点けたまま
ベッドに倒れこんだので殆ど寝ていません。
早朝のユーロスターでパリへ戻りました。
北駅に荷物を預けて、電車で1時間かかる、ちょっと遠い街へ。
駅から少し離れた公園で開催される予定なのですが・・・
歩いても歩いても、ブロカントが見えてきません。
通行人に聞いても、みな「知らない」とのこと。
「ブロカント」という表示の紙は貼ってあるし、日にちもあっています。
そのうちすっかり迷ってしまって、少ない通行人のひとりの
おばさんに訊ねると、「ブロカントは知らないけど、元のところに戻れば?」
と、公園の入り口まで連れて行ってくださいました。
あきらめきれなくて4時間ほど歩いて・・・
・・・諦めました。
脚のキズがひどくなってきてしまったし、もう身体も限界です。
疲れているので、判断力が鈍っているのか、
たぶん、広い公園のいくつもある入り口を間違えてしまったのだと思います。
仕方なく、また1時間ほどかけてパリに戻り、
まだ間に合うクリニャンクールの蚤の市に行きました。

そこで、なんと!行けなかったブロカントの分を取り戻すかのように、
レースを沢山、とても安く買えました。
詰め合わせの袋を買おうとしたら。お店のお姉さんが
「もう少し買ってくれたら、更に安くするけど、どうかしら。見る?」
次々と出してくれて、まとめて安くしてくれました。ビックリ!!
とても人気店で、昔はちょっとお高くとまっていた彼女ですが・・・・
どうしたのでしょう???
膨大な在庫を少しでも、お金にしたい!という感じでしょうか・。
ここは、「まるで、美術館みたい!」と、お客さんが口を揃えていうように、
ドレスやレース、リネンやコサージュ、可愛い帽子やバッグなsど、
所狭しと倉庫のように並べられています。
日本の雑誌にも、よく登場する有名なお店です。
いつも高くて諦めていましたが、今日は初めてここで買い物が出来ました。
お姉さんは、なんどもため息をつきながら、投売り状態でした。
ほかのお店でも、可愛い天使の絵のティン缶を「高いんだろうなあ・・・」と
眺めてしたら。「○○ユーロでいいよ。」とのこと。
驚いて即購入しました。
前回もそうでしたが、あらゆるものが高くて買えなかったクリニャンクールですが、
街中のブロカント並みの相場になってきました。
ただし・・・商品は減っていく一方に感じられました。
そして次々と閉店して行くのでしょうか。

ホテルに帰って傷を見ると・・・とんでもないことになっていました。
痛みが麻痺して気づきませんでしたが、傷口が倍に広がっていました。
これ以上、広がると病院かあ・・・時間が無いなあ。
それより、今日もまだ食事してないし・・・
弱りきって、本日の宿泊先、T君宅へ。
Bernardが、大好きなクスクスを作ってくれました。
それも、羊肉の!
あ~今、一番食べたかったもの!
気持ちが通じたのでしょうか!
暖かいクスクスと、良く冷えた美味しいロゼワインとともに、とても幸せ!
2日ぶりの食事でした。
キズの痛みは、すっかり忘れていました。
でも、よく洗って手当てをしました。

ホントにクリニャンクールの蚤の市は、藤だらけ。癒されました。